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第390回 名古屋フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会

<音楽で紡ぐ「世界の物語り」シリーズ> -1- カレワラの冒険者

ピアノ 田村響
イングリッシュホルン 山本直人
指揮 ロリー・マクドナルド
管弦楽 名古屋フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」
シベリウス レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)作品22


行った記録として。


メナード美術館 四季の彩り

所蔵企画展。四季――とりわけ春をテーマにした作品の紹介。

・企画展の感想
この季節なので当然といえば当然の企画だけれど、もうすこし特別な視点があってもよいと思った。人はまばら。落ちついて鑑賞できた。

・立ち止まった作品
児島善三郎 渓流
田渕俊夫 三華繚乱
尾形乾山 色絵椿文向付 ≪陶器≫
鈴木蔵 織部大皿「春」 ≪陶器≫

もし自分の家に飾るとしたら、今日見たすべての中で、だんぜん「渓流」がいい。この絵を飾れたら、わたしの部屋はやさしくもならず、美しくもならず、感情を刺激するような雰囲気は生まれず、ただ単に品位のみクラスチェンジすると思う。このばっさりした絵画の存在感だけで、Bの部屋はAの部屋になり、Aの部屋はSの部屋になり、他のパラメータをいじらないままグレードアップする。と、思う。「渓流」が今日のヒットだった。それからもうひとつ、「織部大皿『春』」も垂涎ものだった。ハッキリ言ってわたしはあの皿が欲しい(笑) 手元において撫でまわしたい。あの色、あのツヤ、あの厚味、なにより安心するライン。情緒に安定をもたらす皿だ。「色絵椿文向付」にはアイスをいれて、緋毛氈の上で食べたい。「三華繚乱」からは、繊細というものをつきつめたあげくここまでやりましたという意気が感じられ、頭がさがる。他、安井曽太郎の「果物図(柿と林檎)」は相変わらずおいしそうでよかった。ジョルジュ・ルオーの「女曲馬師」は一巡目でピンと来たのに、二巡目でダメだった作品。一巡目によく見ておけばよかった。ピカソの「静物=ローソク・パレットと牡牛の頭」はタイトル通りのちんぷんかんぷんだけど、今日はすごく気にいったのでメモしておく。

次回
四月二十四日~六月二十七日 パスキンとパリを愛した画家たち -北海道立近代美術館コレクションを中心に-

明日、渕俊夫さんの記念講演会なんだ……。行きたかったな、仕事がなければ。


メナード美術館 リニューアル

メナード美術館が改装工事を終え、リニューアルオープンしました。
1年前の話ですが(笑)

ようやく本日、機会にめぐまれ、約2年ぶりに訪れました。

メナード美術館 リニューアル_a0012059_1495268.jpg

駐車場をけずり
メナード美術館 リニューアル_a0012059_13545156.jpg

本館むかって右手に、別館が建ちました。すてきな色のわりに形がいまいちなのはなぜだ。

メナード美術館の好きなところは、作品量のほどよさ。展示室は、1部屋増えて4部屋になりました。最後の一室は常設展用なのかな? 美しい中庭が半分消えてしまったのは残念です。

メナード美術館 リニューアル_a0012059_13541994.jpg

地味にうれしかったこと。重かった正面の扉が軽くなったこと(笑)

ウィンブルドン2009

正直、フェデラーがあっさり勝ちを攫ってゆくものと思っていたのだが――(゚ロ゚)!!
.

ナダルがウィンブルドンを欠場すると聞いた時
不思議と「ああ、そういうものだよな」と思った。
変な云い方だけれど、これが小説なら
当然そうあるべきだなと思ったのだ。
過剰な期待をかわす神様の巧みな仕業にほっとしたと言える。

だから今年は当然ながらフェデラーの応援で
サービスエース! リターンエース! 鮮やかなプレーの数々!
圧勝、完勝 やっぱり強いわねフェデラーさんは
的な展開に満足するためNHKをつけたのだ。

しかしフタをあければ、今年もまた大熱戦ではありませんか。
フルセットのうえ、最後は30ゲームにまでもつれる戦い。
展開が早いとはいえ、この「拮抗する」という感覚にはため息が出る。
わたしはこの、技術も体力も精神力もが鬩ぎあう
1対1で行うテニス独特の空気感が大好きだ。

そしてフェデラーは相変わらず鉄の男で惚れなおす。
そうだ、フェデラーが精神面で負けるはずがない。
しかしそう信じていても、それを証明するプレーが何度炸裂しても
やっぱりドキドキした。負けるのではないかと思った。
なぜならロディックまでもが鉄の精神を堅持していたからだ。

あと何時間かつづいてもおかしくない試合だった、クレイジーなゲームだった
というフェデラーのコメントには笑ってしまうが
ここ三年の決勝戦にはまったく合掌したい気分になる。

残酷な試合なんかではなかった、というロディックや
記録のためにテニスをしているのではないし、記録を破ってもテニスをする
というフェデラーのコメントには、テニスへの愛情が自然に伝わってきた。

今年の試合でますますフェデラーが好きになってしまった。
もし来年ナダルとフェデラーの決勝になったら
どちらを応援していいかわからない!!

とりあえず今年は予定(?)と違ったけれど
フェデラーの王者の笑みが見られて満足し
ウィンブルドン観戦を終える。


第355回 名古屋フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会

<ツァラトゥストラ・シリーズ> -8- 未完成+巨人

ピアノ 小川典子
指揮者 ティエリー・フィッシャー
管弦楽 名古屋フィルハーモニー交響楽団

プログラム
シューベルト 交響曲第七番ロ短調 D.759 「未完成」
藤倉大 「アンペール」 ピアノと管弦楽のための協奏曲
マーラー 交響曲第一番ニ長調 「巨人」


行った記録として。

(「巨人」聞いたことあったんだなあ)